画材は水性ペンと色鉛筆(油性)で、筆や水・チューブが要らず美術学校で使わないマイナーで少数派な点が良いと感じています。色鉛筆は24色セットなどでなく、自然風景で多く使う色(緑・茶・青・グレー)を中心に30本程度を入れています。 水性ペンは0.1と0.05ミリと細めのものを使っています。1本100円~200円で半年程度使えますが急に描けなくなることがあり予備が必要です。スケッチブックは画材店で買えるA5サイズのクロッキー/色鉛筆用(50枚綴り)を使います。 大きい絵を描くには適さない色鉛筆の性格とこのサイズだとその日の内に完成できるからです。
スケッチに行く際の荷物は、①スケッチブックと透明スケール・ゴムバンド ②緑の袋に入れた色鉛筆ケースと水性ペン・消しゴム ③キャンピングチェア ④昼食用の食料と飲み物 と手軽で健康的です。
帰途の電車内や帰宅後の仕上げでスケッチが完成したら、近くのビジネス・デポ(例:(キンコーズ」)等でスキャンしてデジカメ写真と同様にJPEGファイルにしてデータ化し、年賀状やオリジナルのカレンダーその他に色々利用しています。
折り畳みイス:現地でスケッチする2~3時間座るため、背もたれ付のアルミのキャンピングチェアを始めた時から使っています。
透明スケール:現地で描く範囲を決めスケッチブックの中心線(水平・垂直)を風景に合せます。タテ・ヨコ比で3種類あります。
風でスケッチブックがめくれないようゴムバンド(1本か2本)で右端を止めて描いています。
スケッチブックは事前に透明スケールに合せタテ・ヨコの線を鉛筆で写真のように引き水性ペンの段階で消しゴムで消します。
現地では色鉛筆の芯が折れたり特定の色を使うことが多いため削るのは写真真ん中のように機械ではなく、芯を長く出してナイフで削ります。
スケッチは最初に黒鉛筆(Bか2B)で風景全体のアウトラインと位置決めを1時間位してからその鉛筆の線に沿って、水性ペンで確定・仕上げます。
確定した段階で鉛筆の線や事前に引いたタテヨコの線(雲の線以外)を消しゴム(大小2本)で消し、水性ペンと色鉛筆で色を付けていきます。
特定の山や川に日帰りや旅行でスケッチに出かける際、自身の経験から○○山/○○川はどこからよく見えてスケッチできるのか、最寄の駅からの交通手段はあるのかといった情報の場が乏しく、このダウンロード・ファイルは私のスケッチ紹介だけでなくそのようなニーズに応えられるようにスケッチができる場所へのアクセス情報を提供したいと思います。
特定の山や川‐例:鳥海山‐でも、日本海側の象潟・仁賀保(秋田県)から鳥海山の写真を撮ったりスケッチしたものが多いですが、内陸側(山形県・秋田県)からも西側に鳥海山は見えるので違った形のアングルの可能性は複数あり地元の人は知っています。
下記[風景スケッチ場所ガイド]に収録している私のスケッチ
特定の山や川、横浜周辺の場所を探すときは、まず一覧リストで山や川の名前・掲載ページを確認してから、各[スケッチ場所ガイド]PDFファイルをダウンロードして下さい。
その1 山/川/海/神社/カナダ/フランス編(2022年1月末現在)
山/峠 | 川 | 海/神社 | カナダ・フランス | 合計 |
99枚 |
96枚 | 46枚 | 63枚 | 304枚 |
その2 横浜周辺・横須賀・三浦 編(エリア別、2022年1月末現在)
日本大通 | 山下・山手 | 根岸・本牧 | 周辺区・横須賀 | 合計 |
45枚 | 31枚 |
26 枚 |
174枚 | 276枚 |
東京都・川崎市 | 神奈川県:県央 | 神奈川県:湘南 | 神奈川県:県西 | 合計 |
55枚 | 34枚 | 53枚 | 37枚 | 179枚 |
私のスケッチは登山はせず地元の人が毎日見ている海沿い・川筋から独自のアングルを探します。
また姫路城等の既に紹介し尽くされた観光地などを改めて描く意味は乏しいと考えています。
写真と違い風景中の個々の部分でなく光を受けた広がりと全体感ある自然風景をスケッチしています。
2023.6.26逗子旧なぎさホテル前海岸 葉山マリーナ方向
2023.6.26逗子旧なぎさホテル前海岸 大崎・逗子湾
2023.7.3横須賀新港ふ頭入口 三笠公園・米海軍司令部
2023.7.3横須賀三笠公園 新港ふ頭
2023.7.24東京上野公園 国際子ども図書館
2023.7.24大分九重高原 ミヤマキリシマ
2023.8.10長野旧軽井沢 鹿島の森別荘№2188
2023.8.27横須賀観音崎公園・浦賀水道
室内制作
2023.9.7長崎小長井 諫早湾・雲仙岳 室内で制作
2023.9.7佐賀東与賀町 有明海雲仙岳
室内で制作
2023.9.13西伊豆安良里港
室内で制作
2023.9.13西伊豆仁科港
室内で制作
2023.9.27伊豆七島式根島大浦湾 ブルーリボン
2023.9.27伊豆七島神津島長浜 ラプソディー・ビバーチェ
2023.10.2伊豆大島波浮港 ブルーリボン
2023.10.3伊豆下田港奥岸壁 寝姿山 ブルーリボン
2023.10.6神奈川根府川 駅裏丘 真鶴半島・伊豆大島
2023.10.17横浜港臨港パーク 瑞穂ふ頭米軍基地
2023.10.17横浜港臨港パーク 海王丸・新港ふ頭方向
2023.10.20茨城藤代 小貝川土手・筑波山
2023.10.20茨城藤代 小貝川土手・筑波山2
2023.10.26ゴッホの模写 青い花瓶にいけた花
2023.10.28ゴッホの模写 プロヴァンスの収穫期
2023.10.30ゴッホの模写 アルルの若い女
2023.11.2横浜西区台町 東急遊歩道 青木小学校の集団登校
2023.11.4三田慶応大学正門
2023.11.15マチス模写⁻テーブルの上の静物
2023.11.18マチス模写⁻パスカルの考え
2023.11.24ピカソ模写⁻枯れ木と生木のある風景
2023.11.26エゴン・シーレ模写 4本の木 1917年
2023.11.29葛飾北斎模写 新柳橋の白雨
2023.12.1葛飾北斎模写 富嶽36景ー甲州犬目峠
自分の健康の点と地元の場所感が分かる点から電車・バス・徒歩を使い、現地事情からタクシーを使うのは例外で、レンタサイクルが最寄りの駅等の地元にあれば利便性の点から使います。
始めた頃は専ら地元横浜市内でしたが、今は山や川・海・寺社の風景を主に日帰りで描いています。(コストと体のリズムを保つ面から) 山登りの本や雑誌は多いですが、住宅地がある平地から山や川をスケッチのに適した場所へのアクセス情報は少なく、インターネットの写真やTV番組や新聞・雑誌で紹介された現地の映像やその背景は貴重な参考になります。
残雪や新緑・入道雲・紅葉といった季節毎に描きたい風景・まだ描いたことがない山や川といった、行きたい場所のイメージがあり、インターネットで現地の地図・写真を検索して決めます。
山:駅から徒歩圏やバス便があり川筋の形や橋があって見通し条件がよい場所を地図で選びますが山が近くても地形で見えないことがあり要注意です。(例:JR芸備線‐比婆山駅)春夏の時期は遠くが見えにくいので、山のスケッチは冬など空気が澄んでいる必要があります。
川:駅近くからのアプローチは山へ登るより容易ですが、「川は山から流れてくる」という本能的イメージが実感でき,川原特有の植物の自然環境や流れのあるアングルを極力選んでいます。
海:海沿いに出ると、高低差があったり、対岸が見えたり、視界を遮るものがなく見渡す限りの景観が海の特徴です。日差しが風以上に海面に細かな変化を与えることも山や川と違う点です。但し、海沿いはトンビが多くパンやお握りを食べるときは狙われるので要注意です。
個々の山/川がスケッチできたポイントはPDF[スケッチする場所のガイド](山/川編 横浜周辺編)各ダウンロード・ファイル中の地図をご参照下さい。
1日の時間割は、予め時刻表で現地の電車・バスのスケジュール優先で決める必要があり、スケッチ時間が十分取れないケースもあり、パンやお握りを食べながら早描きします。
交通費や日程・交通機関の利便性から主に東日本中心の本州内です。特に自宅のある横浜から近い相模湾の海沿いはアングルの選択肢が多く、地の利を活かして度々スケッチに行っています。
H24年定年退職後、共にフランス語圏である紅葉時期のカナダ(H24年9~10月、主にレンタカー)と春と秋のフランス南部と南西部~パリ郊外(H25年5~6月、H28年9~⒑月、各:鉄道パス利用)の山や川、海の風景スケッチ個人旅行をしました。
現地で1.5~2.5時間ですが、電車・バスの時間や、夏/冬は暑さ/寒さから途中で切上げ、帰途の電車内のテーブル席を使ったり+帰宅後2~3時間は仕上げをします。(合計:4~6時間)
H19年 |
H20年 |
H21年 |
H22年 |
H23年 |
H24年 |
H25年 |
H26年 |
H27年 |
H28年 |
H29年 |
88枚 |
64枚 |
26枚 |
21枚 |
42枚 |
38枚 |
52枚 |
43枚 |
48枚 |
52枚 |
68枚 |
合計542枚
H30年 |
H31年 |
2020年 |
2021年 |
2022年 |
2023年 |
年 |
年 |
年 |
年 |
年 |
72枚 |
85枚 |
59枚 |
62枚 |
84枚 |
64枚 |
枚 |
枚 |
枚 |
枚 |
枚 |
合計 426枚 累計 968枚