今回の旅行では、成田からシャルル・ドゴール空港着後、空港ビルの下の階にあるTGV駅から19:28発で2時間のリヨンへ行くのが最初のTGV体験でした。順調に空港内の手続を終えてTGV駅に下り、出発列車のディスプレーを見ると[15mn.retard](=15分遅れ)と表示されていました。
再びディスプレーを見ると[20分遅れ]に変わっていました。不安になり下で見ていると次は「30分遅れ」⇒「1時間30分遅れ」⇒「2時間遅れ」と次々に変わり実際に発車したのは「2時間30分遅れ」の22:00頃でした。ディスプレーには遅れは「故障による」と理由が表示されました。
その間駅員がきて状況説明やお詫びの言葉は全くありませんし、寒いコンコースで待っている乗客も怒ったりせず、じっとコートの襟を立ててディスプレーの方を見つめています。私がリヨンで予約したホテルのチェックイン時間は24:00迄ですからギリギリでとても気になります。
ディスプレーには「Voie」(=出発番線)の表示欄もありますが、ずっとブランクです。出発ホームはコンコースからエスカレータを下りた所ですが、出発番線が分からないと下りて行けません。キップの窓口で出発番線を訊くと、ディスプレーに表示されるまで自分たちも分からないとの反応です。
TGVがリヨン駅に着くと既に24:00直前です。道を訊き5・6分でホテルに着き、「TGVの2時間半遅れで遅くなった」と説明すると「よくあることです」との返事でした。 日本の新幹線ではいずれもまずあり得ないことで、よく言えば、一般人は口を挟まないというフランスの文化を感じました。
その後のSNCF(=フランス国鉄)のTER各列車は「ál‘heure」(=時刻通り)でしたが、一度パリ周辺でRER(=郊外電車)が動かなくなり、この時は車内放送で「事故が発生した」と説明があり、乗客が騒ぐことはありませんでした。
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原 能子 (火曜日, 09 7月 2013 14:35)
日本では考えられないことですね。
「郷に入っては郷に従え。」ですね。お疲れ様でした。
Isis Rusin (金曜日, 03 2月 2017 10:59)
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