2018年卒の就活は、来年3月から会社説明会ー開始のスケジュールとなりましたので、活動開始前のステージで頭に入れておく事項や注意点を表にまとめました。この内容について説明会のご希望があればメールでご連絡ください。(定年退職まで40年の信託銀行勤務経験から作成)
28年8月 就活生向きのテーマ(=活動前ステージ)
Littoral 尾形耕太郎
№ |
項目(ランダム) |
備考 |
1 |
企業・財閥別の意思決定/会議・取引先と打合せスタイル :違い 違いによるメリット・デメリット 主流と反主流 |
スタイル:組織対応 ⇔ 個人対応 発言者は誰?/記録作成者は誰? |
2 |
日本ビジネス社会の文化空白地帯:聖書 英語文化は空白解消しているが、聖書文化への意識は乏しい 例: が は、ラクダが針の穴を通るより難しい→ |
IOC:ロシアのドーピング処分決定 →旧約聖書‐創世記:ソドムとゴモラ →新約聖書‐マタイ19章≒米:カーネギー |
3 |
給与水準・長時間労働・企業風土(フェアネスと企業利益の優先度 東芝・VW 業界内順位 →下位は営業/労働環境 劣後 |
×注意:社員=コスト要因視 (例)社食の廃止→業務スペース化 |
4 |
ステークホルダーの優先順位 cf.会社は誰の利益を優先すべきか ① 株主 ②取引先 ③社員 → 一般的 |
逆順もある 例:米スタバコーヒー ① 社員 ②取引先 ③株主 |
5 |
オーナー企業の長所と短所 西武鉄道G セゾンG ユニクロ サントリー 出光 |
○意思決定スピード・決定権 ×偏向・問答無用リスク・決定権 |
6 |
政府系企業/組織のリスク 時限立法を国会で更新して存続している(国会/政権次第) |
例外組織:会計検査院〔憲法で規定〕 |
7 |
業種別の入社後リスク(例) ① 商社 :配属部門が長期固定化 ② 銀行 :ダウンサイドリスクが強い メーカー:研究部門配属が長期固定化 |
入社後:個人的に何が優先か? ① 昇給/昇進 ②自分の時間 ② 企業への貢献 ④家族生活 |
8 |
入社前準備1 (活動中) 希望業界: 現在の傾向と対策、競争テーマ、競争市場 財務データを同業比較して考える(上場企業は決算公表義務) |
意思決定は相対比較 絶対なし 企画・営業は問題解決型 →○× 時価総額:買収体力/買収リスク |
9 |
入社前準備2 (内定後) 読書・新聞・映画・工場アルバイト 専門外の知識(日本の伝統文化‐能/歌舞伎・オペラ・戦後経済史) コモディティ社員 →付加価値社員/個人の能力差 |
仕事人間‐無趣味VS多面的人間 東大出版会「UP」新入生に勧める本 社内・取引先との年代ギャップ対策 |
① 私は在職中、調査/法務部門に所属していた際に10年以上業務セミナーを社内外で実施しましたが、今後は金融・経済面を中心に幅広いテーマでビジネスマンの注意を喚起し個人レベルをupする内容のセミナーを実施します。
② 貴社の個別事情や傾向・問題意識に即した実戦的セミナーを実施しますので、それらの点をセミナー実施前にお知らせ頂きご希望に沿うよう内容を調整し効果を上げます。
(例)
a 社員に対する管理者の現場教育が不足している
b 外注要員が同居しているため職場で社員教育がしづらい
c 営業所が分散しきめ細かい教育の機会がとりづらい
d 技術職社員が次第に営業/管理部門に配置される例が増加している
e 社歴が浅く社員全体に広い視野・裁量判断能力が乏しい
f 若い管理職が同質化し専門性に対するインセンティブが不十分
g 管理職を希望しない中堅女子社員の割合が多い
h 財務諸表/契約書/対外折衝 etc の苦手意識を改めたい
i 企業勤務経験のない大学職員が多く就活生のニーズに対応できない
j 産業/企業やビジネスの成立ち知識を就活に反映させるようにしたい
以下のような基本メニューをa「管理職向け」・b「若手社員向け」・c「大学生向け」・d「女子社員向け」・e「システム部門向け」に用意していますが、ご希望の個別ニーズに対応し別のメニュー・内容の追加・削除ができます。
a「社会性ある行動の優先基準」( 管理職・候補者向け)
狙い:中間管理者に必要な行動基準や社内マニュアル/「見える化」の問題点の認識、社内権限の仕組や取引先の決算把握方法、戦後日本が辿った金融・経済面の歴史的バックグラウンドを考える
対象:新任管理職・候補者に業務以前に必要な注意を喚起する
b戦後金融経済史の主要9項目+最近の企業判例3件(若手・女子社員向け)
狙い:我国の金融経済は、戦後50年間(1950~2000)の制度改革・高度成長の過程という歴史的バックグラウンドがある
企業人は、今ある現状の背景にあるこの歴史的バックグラウンドを上司・取引先と共有し幅広い見識・現状認識をもつことが担当するビジネス上で有効
特にこのバックグラウンドを知らない若手社員は改めて理解が必要
対象:視野が狭くなりがちな若手社員に幅広いビジネス上の視野を提供する
c「企業研究の取組と企業人適性」 (大学生・父兄向け)
狙い:エントリーシートの書き方や面接の受け方など就活の手続面でなく、企業社会で必要な行動基準や発想する論理・産業/企業のビジネスの成り立ちを考える
企業訪問の前に何を調べて企業選択をするかを助言
対象:就活だけが就職と考えがちな学生に産業・企業とは何か具体的に説明する
dビジネス組織と企業人適性 (女子社員向け)
狙い:日本企業の管理職に占める女性割合が10%台前半と欧米に比べ大幅に少ない現状は企業の人材活用面で問題ですが、企業での事実認識や説明・折衝・方針決定のスタイルをかみくだいてインプットすることで女子社員の現状を改善する
対象:管理職年次を控えた入社3~10年の中堅女子社員
e「スルガ銀行対日本IBMシステム訴訟判決の解説」 判例セミナー
(システム部門/業界向け)
狙い:大手ベンダと地銀間の基幹システム開発が頓挫した訴訟で、判決はIBMのプロ・マネ義務違反を全面認定しユーザ・ベンダに共通する問題が提起された
対象:避けて通れない業務システム開発を行う企業のシステム部門/業界
① 企業の合併・分割・経営統合: 手続と法的効果の違い
② 決算書の見方、取引先(就職先)の経営状況チェックの方法
③ 契約条項の見方、持つ意味、取引パターンや取引条件への影響
実施する際の機材・ツール
パワーポイントで作成したセミナー用ファイルをお手元のプロジェクタとスクリーンを使って説明しますので、PC・機材をご用意頂きます
実施パターン・時間・料金
上記基本テーマを作成済ですが御要望に応じ演習・ディスカッション・事後アンケートを実施します 時間は各テーマ概ね30分~120分でご希望の時間に合せます
料金はセミナーの内容・時間によりご相談になります。
短時間+紙資料:1人500円から 120分+ツール使用:1回3万円+交通費です